プレイ分析|ACA12サッカースクール

サッカー|ポジションの取り方が分からない!?

ポジション

目次

ポジションとは?

ここでのポジションはシステム的なことではなく自分がいる場所いるべき場所のことです。よくどこにいればいいのか分からない!という子がいます。こうなることが多いですが原因は単純です。理由はどうであれ、その子にとって「相手」が存在していないからです。

またサッカーは勝敗を決める闘いであり、原理原則という<<攻撃→失う→守備→奪う>>4局面がクルクル回っている構造があります。そしてゴールは各チーム一つづつあり端と端に向かい合う形で中央の位置にあります。ここからポジションをつくります。

ポジション|重要な局面?

ポジションが上手くない選手は攻撃のことを考えている時間が長いという特徴があります。

孫子の兵法には「昔の善く戦う者は、先ず勝つべからざるを為して、以って敵の勝つべきを待つ。勝つべからざるは己にあるも、勝つべきは敵にあり。」というものがあります。簡単にいうと、負けないための準備は自分で出来ること、勝つためにはチャンスをうかがうこと、ということです。

孫子の兵法が指すもの?

サッカーの局面では「守備」です。守備は自分で出来ることです。サッカーにもしっかりとマークの原則(別の記事・ボールを奪うために行くと「一発で行くな!」と言われる訳とは?参照)が存在します。

攻撃|なぜポジションをつくれないのか?

これはゴールは各チーム一つづつあり端と端に向かい合う形で中央の位置にあるからです。ゴールを攻めようとするチームに対してもう一方のチームはゴールを守ろうとします。孫子の兵法にもある通り攻撃とは「勝つべきは敵にあり」チャンスを待たなければ攻撃することは難しいと世界最高峰の戦術家も残しています。

攻撃的なポジションはいつ取る?

基本的には「ボールを奪う」局面、ポジティブトランジションに取ります。ここには攻撃のチャンスすなわち「相手の隙」が存在するので攻撃的なポジションを取ることが出来ます。

相手は攻撃|自分達は守備!

守備ということは自分達が内側にいて相手が外側にいる状態です。ここでボールを保持するチームが入れ替わります。対峙していた相手選手はボールを失い剥がされて局地的な数的劣位が発生します。まさにカオス状態、俗に言うカウンターです。外にいた相手選手が間に合わなければ中央突破、相手が中央に集結すれば外が空く、ボールを出せば相手はボールウォッチャーとなり第2のカオス状態へ。まさに「勝つべきは敵にあり」ということです。

またボールを保持した状態からはマークの原則を崩したタイミングでカオスな状態が生まれ攻撃的なポジションを取ることが出来ます。相手が守備を取れないカオスな状態をつくることが出来た時、それが「勝つべきは敵にあり」攻撃的なポジションを取るタイミングです。ACアルマレッザlazoの選手はボールを動かしてカオスな状態をつくります。

アルマレッザlazoの選手のプレイ

明日への元気を充電!高反発薄型マットレス【ONチャージ】

ボールポゼッション|攻撃的なポジションへ

これについてはまた別の機会に記事にまとめます。簡単に、攻撃サポート、ファーストコントロール、チェックの動き、ダイヤゴナルラン、プルアウェイ、ボールウォッチャー、これら2人の連携、3人の連携、などからポジションを取ることが出来ます。

守備ポジション|勝つべからざるは己にある

マークの原則は別記事でご確認下さい。ここではシンプルに2つのポイントを。

  • ゴールからみて危ないところを守る
  • ボールを狙う

これだけです。特にボールを狙うためにはポジションを微調整し続ける必要があります。また、相手との距離はスピードなど個人差があるので自分で見つける必要があります。ここでボールを奪うことが出来れば、相手を一枚剥がした状態、且つ自分も前を向いた状態、という最高の攻撃的なポジションになります。相手チームは一枚剥がされ数的劣位となりカオスな状態なので味方の選手も攻撃的なポジションを簡単に取ることが出来ます。ポジションは守備からつくるものです。

「昔の善く戦う者は、先ず勝つべからざるを為して、以って敵の勝つべきを待つ。勝つべからざるは己にあるも、勝つべきは敵にあり。」これは2500年前の教えです。

相手を認識する必要性

ポジションの取り方が分からない原因は守備を理解できていないからです。そして相手がいるから守備が必要になります。ここまで読んでいただき何か考えるきっかけを作れればいいのですが、そもそも相手を認識できない子供達も多くいます。

サッカーでも「ボールと自分」から「ボールと自分と相手」「ボールと自分と相手と味方」「チームとチーム」というように脳の発達段階の目安があります。相手を上手く認識することで普段のコミュニケーション能力も向上します。相手の認識についてはこちらの記事が少しヒントになるかもしれません >> 「トレーニングマッチで得ること!」

参考記事

こちらの記事をチェック!そもそもサッカーって何?

こちらの記事をチェック!一発でいくな!と言われてしまうワケ?

こちらの記事をチェック!トレーニングマッチで得ること

関連記事

  1. 4局面の理解 4局面|理解の深さとチームの強さ
  2. サッカーのコツ サッカーのコツ|つまらないを解決!技術と理解とタイミング?
  3. サッカーの原理原則 原理原則と4局面|サッカーのトレーニングでおさえること
  4. サッカーが上手い選手 サッカー選手を育てる方法|ファンタジスタが生まれる環境とは?!
  5. 3ゾーン サッカー|3ゾーンでのプレイの変化?
  6. 少年サッカー 4種少年サッカー|勝つ方法!!誰が相手でも負けてはいけない?
  7. ボールの置き所 プレイ分析|サッカーで最も大切なボールの置き所とは?|予備知識編…
  8. ファンタジスタ 日本サッカーにはマリーシアが足りない!?賢さとは何のこと?

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


pick up!

左足のシュート シュートでゴールを奪う|フォーム言語化の重要性

入間市|サッカースクールメンバー募集中!体験大歓迎!シュートはサッカーでゴール奪う手段シュー…

サッカーの原理原則 サッカーの原理原則|ゴールが生まれる瞬間とは!攻撃編

サッカーの原理原則とは?サッカーには原理原則という不変の構造があります。このサッカーの原…

ドリブルとパス 突破|ドリブルとパス

入間市|サッカースクールメンバー募集中!ACA12ドリブルに潜む落とし穴?なんとなく日本人は…

【日本代表 vs キルギス代表】2000年3月29日の試合結果と分析

スターティングメンバーGK:川口 能活 (浦和レッドダイヤモンズ)DF:…

パス練習 サッカーのパス練習|上達のコツを基礎から徹底解説!

パスの練習がなぜ必要なのか?パスとはサッカーでボールを味方に送るテクニックです。サッカーは足でボ…

少年サッカー 4種少年サッカー|勝つ方法!!誰が相手でも負けてはいけない?

少年サッカー|勝敗にこだわらない?少年サッカーは勝敗にこだわる必要はありません。しかし、…

サッカーがつまらない サッカーがつまらなくなった|解決法はトラップにあるかも?!

サッカーがつまらなくなった・・・サッカーがつまらない、と感じてしまう選手は残念ながらいます。なぜ…

サッカー日本代表 サッカー日本代表|遂に具現化された「ジャパンズウェイ」日本サッカーの形とは?

サッカー日本代表戦|ここから始まる?日本のサッカーサッカー日本代表は2月1日に埼玉スタジアムで首…

【サッカー選手たちの背番号の意味とは?】- 背番号1の面白いエピソードも紹介!

サッカーにおいて、背番号は選手を識別するために欠かせないものです。しかし、実は背番号には意味や由来が…

背番号3が生んだ奇跡!1994年FIFAワールドカップでのブラジル代表の驚きのエピソード

サッカーの世界では、背番号は重要な役割を果たします。特に背番号3は、センターバックなどの守備的なポジ…

new!

DAZN
PAGE TOP