コーチング|ACA12サッカースクール

ボールを奪うトレーニング|これが出来ればなぜかサッカーが上手くなる!

プレス

目次

ボールを奪う|サッカーが上手くなるために必要なトレーニング!

ボールを奪うために行こうとすると「一発で行くな!」と声が掛けられることがあります。行かなければ相手へプレッシャーが掛かることがなくなり、相手は一番ボールを失いやすいトラップを落ち着いて行うことが出来ます。トラップは精神的なゆとりがある中では誰でも出来るプレイですがプレッシャーが掛かったとたん難易度がグンっと上がります。テクニックは相手がいるプレッシャーのある中でトレーニングしないと上達しません。ボールを奪うトレーニングそのほかの部分を伸ばすためにも必要不可欠です。



ボールを奪うトレーニング|ポイントは「ミス」をさせること?

恐らくそのタイミングで一発で行ったらかわされてしまったのでしょう。それを未然に防ぐ声が「一発で行くな!」というものです。そして相手にかわされることで起こりそうなことはピンチや失点です。実はこの声、意図せずとも「その子が上手くなるためもの」ではなく「チームが負けないためのもの」になってしまいます。

本当の意味で勝ち負けにこだわるのはスポンサーが付く大人になってからでしょう。選手はどこかでミスをし経験を積む必要があります。そしてこれはなるべく早いほうがいいので気付いた時に取り組むべきだと思います。

ボールを奪うためにプレッシャーを掛けた選手がかわされたことで気が付かなければならないこと「機会」「タイミング」「ポジション」のミスです。ボールを奪うトレーニングで身に付けたいのはこの「機会」と「タイミング」と「ポジション」です。

成長期のラストスパートに!中高生のためのドリンクサプリ【ノビエース】

ボールを奪うプレイ|失敗成功のもと!

サッカーの試合でボールを奪うためには、トレーニングでミスをさせなければ上手くなることがありません。トレーニングでは選手のミスを引き出しじっと見ている、上手くなるために指導者は我慢が必要です。選手は、将来必要になる判断を身につけるためにはミスして良い時期にミスをする経験が必要です。

部活も勉強も全力の中高生を応援!成長期応援ドリンク【ノビエース定期便】

いつ頭に入るのか?

これはいつも不思議だなーと思っていますが、普通のときはメチャクチャ重要なことをいくら丁寧に説明しても頭に入らないんです。この頭に入るときは「本人が気付くタイミング」でその気付くタイミングは「本人がミスを自覚した時」です。優れたサッカーコーチはミスが起きやすい状況をトレーニングで作り出し的確に指摘して選手を伸ばします。

サッカーの指導者はどうやって選手を伸ばすのか?フリーズコーチング|人が成長する仕組み

ミスをジャッジする!

そもそもボールを奪うために一発で行くことがミスなのでしょうか?これは違います。ミスしているのは、機会の判断、ポジション、飛び出すタイミングです。そうなると伝えるのは「一発で行くな!」ではなくディフェンスポジションの修正からになります。

スポーツ界で話題!部活を頑張る息子を応援するなら!【ノビエース定期便】

ボールを奪う|一発で行く選手達の可能性

この選手達はボールホルダーに対してとても良いプレッシャーをかけます。ボールを奪うことが出来なくても相手が焦ってボールコントロールをミスすることもあるくらいです。一発で行くな!と言う声はこの強烈なプレイを失わせます。海外を経験したあるプロ選手が言っていた日本に足りない球際の激しさ、ボールプレッシャーはここで失っているかもしれません。このボールへのプレッシャーをかわすためにファーストタッチや攻撃サポートなどのオフェンステクニックが必要になるわけです。

繰り返しになりますが「普通のときはメチャクチャ重要なことをいくら丁寧に説明しても頭に入りません。これはいつも不思議に思います。頭に入るときは本人が気付くタイミングで、その気付くタイミングは本人がミスを自覚した時です。」これはオフェンステクニックも同じです。良いプレッシャーを掛けられる選手がチームにいるとオフェンス力は間違いなく向上します。

シリーズ累計100万袋突破!中高生向け成長期応援ドリンク【ノビエース定期便】

ボールを奪うトレーニング|ディフェンスポジション

ここではボールを奪うために必要なポジションについてまとめて行きます。ここで注意したいのは、ボールを持っていない相手に対するポジション【オフザボール】とボールを持っている相手に対するポジション【オンザボール】とでポジションが異なる点です。ディフェンスポジションは2つあります。

オフザボール|マークする相手がボールを持っていないときのディフェンスポジション

  • 相手とゴールの間
  • ボールと相手を同一視野
  • インターセプトが狙える距離、裏を取られない場所

これがオフザボールのマークの原則です。ボールを奪うためには、原則としてこのポジションにいなければなりません。

オンザボール|マークする相手がボールを持っているときのディフェンスポジション

  • 相手に両手が届く距離
  • ボールとゴールの間

です。従って「一発で行くな!」はオフザボールディフェンスポジションの「インターセプトが狙える距離」からずれているから間に合わないこと、が原因だと分かると思います。トレーニングのときにこれが完璧に身に付けばいいのですが、ことはそう簡単ではありません。

ボールを奪うトレーニング|なぜポジションが上手く取れないのか?

このままマークの原則を伝えて子供達がプレイ出来るのであれば何の問題もありませんがそれは困難です。そう、このポジションは「マークする相手」に対するポジションなのです。当然相手は動きますよね?

いつ、そのポジションを取るのか?ということが分かっていないとそのポジションを取ることができません。

成長期のラストスパートに!中高生のためのドリンクサプリ【ノビエース】

ボールを奪うトレーニング|ボールを奪う機会とは?

少し専門用語になりますが「規制をかける」これがボールを奪う機会になります。サッカーの試合中では「はめる」「はまった」などと言ったりもします。

これはどういうことかというと「規制をかける」ことで相手の動き思考がとまる状況を指します。この状態の相手にプレッシャーを掛けることができれば相手は反応して何らかのアクションを起こすことになります。ここがボールを奪う機会になるわけです。そして、この規制のひとつオフザボールのディフェンスポジションです。

ボールを奪うトレーニング|最も重要なボールホルダーに対する規制

ここが難しいところだと思います。恐らく「一発でいくな!」はここで発せられていると思います。

ボールを持っている相手にスピードを上げて近づけば当然剥がされてしまいます。それでは行かなくていいのか?というと行かなければ前に運ばれてしまいます。ということは行かなければならないわけですね。どうしましょうか?

ここで必要となるのも「規制をかける」ことです。誰が規制をかけるのか、というと「カバーポジション」に入っている味方ということになります。ここでの流れで言うと「オフザボールのディフェンスポジション」ということです。

シリーズ累計100万袋突破!中高生向け成長期応援ドリンク【ノビエース定期便】

パスやドリブルのコースをオフザボールのディフェンスポジションで規制する。そこにさらに利き足などを規制しながらプレッシャーを掛けに行くわけです。そのプレッシャーにより相手は「はまる」ことになります。ということは、周りの味方が「オフザボールのディフェンスポジションン」を取れていなければ規制が掛からない、ボールを奪うことができなくなります。そうです、これは1対1ではなくサッカーの試合だからです。

ボールを奪うトレーニング|先を見据えることが大切!

ジュニア世代では特に「規制をかける」ことはあまりできていないと思います。ジュニア世代に限らずボールを奪うシーンは、ディフェンス側主導ではなくオフェンス側が勝手にはまっていくケースのほうが多いような気がします。



多くの場合は相手のミスによりボールを奪う機会が生まれていると思います。この段階で出来ることは【ボールホルダーに対してプレッシャーをかけること】にあると思います。はじめから大人のようなボールの奪い方は出来ないかもしれません。しかしファーストステップは相手にプレッシャーを掛けることにあります。ボールホルダーにプレッシャーを掛け続ける中で選手たちは気付くと思います。ここをじっくり見守る環境がなるべくサッカーのキャリアの浅い段階で必要になります。

ボールを奪う|ACアルマレッザlazoのゲーム

入間市|金曜日はボールを奪うトレーニング!

入間市|サッカースクールメンバー募集中!ACA12

関連記事

  1. 子供の発育 子供の発育|最後にかめが勝つワケ!?
  2. コーチングのコツ コーチング|サッカーの指導で身に付くスキル!人材育成のレベルアッ…
  3. タートル うさぎとかめの競争から見る育成論
  4. コミュニケーション 少年サッカー|高度な連携プレイのつくり方!
  5. サッカーのコツ サッカー|どうしたら上手くなるのか?コツとつまらないの原因
  6. バランス パス|「へい!へい!」とボールを呼ぶ子供の課題
  7. ネガティブとポジティブ コーチング|ネガティブからポジティブチェンジ!声掛けのコツ
  8. 習慣 【トレーニング】習慣を身に付ける

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


pick up!

キュビズム キュビズム

入間市|サッカースクールメンバー募集中!ACA12巨匠ピカソ実はピカソの本名は驚くほど長いん…

自主性主体性 サッカーのトレーニング|自主的で主体的な行動「プレイ」を育てるイベント!

サッカー|月一回のゲームイベント!月一回ではありますが人工芝のフットサル場でゲーム会を行っていま…

サッカー日本代表 サッカー日本代表|遂に具現化された「ジャパンズウェイ」日本サッカーの形とは?

サッカー日本代表戦|ここから始まる?日本のサッカーサッカー日本代表は2月1日に埼玉スタジアムで首…

ドリブル 技術|サッカーが上手くなるために必要な「たった3つ」のテクニック!

サッカーはとても簡単!サッカーはとても簡単に上手くなることが出来ます。それはサッカーが足…

学習と練習 【最高!】の親子トレーニング!?

入間市|サッカースクールメンバー募集中!ACA12頑張れサッカー親子!キッズ&保護者…

理想の監督 どっちの監督?指導者タイプと分析家タイプ

指導者タイプの監督と分析家タイプの監督指導者と分析家の両者は基本的に同じものを見ていると思います…

【サッカー選手たちの背番号の意味とは?】- 背番号1の面白いエピソードも紹介!

サッカーにおいて、背番号は選手を識別するために欠かせないものです。しかし、実は背番号には意味や由来が…

攻撃サポート ポジショニング|攻撃サポートのイメージ作り

入間市|サッカースクールメンバー募集中!ACA12サッカーの攻撃とは?サッカーは相手ゴールに…

タートル うさぎとかめの競争から見る育成論

うさぎとかめの話とは「うさぎとかめが競争をして大きくリードしていたうさぎが昼寝をしてしまいカメが…

韓国代表に熱戦を制した日本代表!2000年4月12日の試合分析

2000年4月12日、韓国の釜山で行われたサッカー日本代表対韓国代表の親善試合。この試合で、トルシエ…

new!

DAZN
PAGE TOP