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サッカーがつまらなくなった・・・
サッカーがつまらない、と感じてしまう選手は残念ながらいます。なぜつまらなくなってしまったのか?
原因はサッカーそのものではなく人間関係などにもあると思います。そんなときは我慢せず周りの仲間を頼ってみてください。私も学生時代多くの友人達に助けられました。きっと力になってくれますよ!
さて、ここではサッカーというスポーツそのものがつまらなくなってしまった選手達にサッカーを楽しむためのコツをご紹介したいと思います。サッカーをつまらなくしてしまっている原因は「身体能力」の優劣、あえて言うならば「ドリブル」にあると思います。
ドリブルがサッカーをつまらなくする理由とは?
なぜドリブルがサッカーをつまらなくしてしまうのか、というと「身体能力」の差が一番出るテクニックだからです。
ドリブルはボールを足でコントロールし移動するテクニックです。文字にするだけでも難しさがにじみ出ます。ボールを足でコントロールして移動するだけでも難しいのに相手はボールを持っていないという大変不利な状況です。
相手がいればボールを足でコントールしながら突破しなければなりません。当然ボールを持っていない相手のほうが自由に動くことができます。もし、相手が自分より身体能力が優れていたら?これはそもそも勝てるわけありません。
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こちらの記事をチェック!女子サッカーのターニングポイント
このゲーム結果でも分かるとおり「身体能力の優劣」で闘えばその差がそのまま結果が出来ることになります。奇しくもプロが証明してくれる形になりました。
身体能力の優劣のような、もって生まれたもので勝負する場合、サッカーがつまらなくなるのは当然の結果です。それでは身体能力が優れていないとサッカーを楽しむことが出来ないのか?この答えは【NO】です。
サッカーがつまらなくなる原因はドリブル?
ドリブルはサッカーのテクニックの一つです。このサッカーのテクニックであるドリブル自体がサッカーをつまらなくする原因というわけではありません。それではサッカーをつまらなくする本当の原因はどこにあるのでしょう?
短距離走をイメージしてみよう!
これから50メートル先まで走ってどちらが早くゴールできるか競争をします。あなたの対戦相手は「50メートル6秒台」のタイムを持っています。一方であなたのタイムは「50メートル7秒台」です。勝てますか?勝てないものは勝たない!これがサッカーをつまらなくしている本当の原因です。
実は勝てる方法もある!
サッカーは陸上の競技種目ではないので別に60メートル走っても問題ありませんよね?これがサッカーをつまらなくする原因を解決するコツです!どういうことかというと「助走」をつけてスタートダッシュで差をつくるということがサッカーでは可能ですよね。
50メートル程度であれば助走の差で「1秒」をひっくり返すことが出来ると思います。サッカーではコート上に22人いるので、あなたはもっと短い距離を相手と競うわけです。少し勝機が見えてきませんか?
サッカーで助走をつくる方法とは?
それではサッカーのなかでどのように助走をつくればよいのか説明していきます。サッカーには2つの方法で助走をつくることが出来ます。ひとつは「ボールを奪う」プレイそしてもうひとつが「攻撃サポート」のプレイです。
ボールを奪う|助走をつくる!
このプレイの代表格は「インターセプト」です。走りながら相手のパスをカットし攻撃に移すことが出来るプレイです。少し補足すると相手は自分のゴールを目指して進み自分は相手のゴールを目指し進みます。相手は「体の向きが逆方向」&「さらに逆方向へ移動している」ので止まっている状態よりも有利になります。
ボールを奪うプレイを止めてしまうことはサッカーがつまらなくなる原因をつくっているかもしれません。こちらの記事をチェック!「一発でいくな!」というコーチング
攻撃サポート|助走をつくる!
このプレイの代表格は「ファーストタッチ」というトラップ(コントロール)です。このプレイでも、相手は「体の向きが逆方向」&「さらに逆方向へ移動している」ので止まっている状態よりも有利になります。
例えば、相手ゴールを目指す自分が一度自分のゴール側に下がりボールを受けます。自分がポジションを変えたことで相手は守備ポジションを修正する必要が出て追いかけてきます。ここで相手をワンタッチでかわすのがファーストタッチです。
ファーストタッチとはボールを止めるテクニックです。トラップという表現が最も市民権を得た言葉になると思います。こちらの記事をチェック!サッカーのトラップとはどんなプレイ?
世界のサッカーと日本のサッカー
この2つのサッカーを見比べてみるとこの記事に書いた「サッカーがつまらなくなる原因」そのものが差として出ているように思います。
ヨーロッパリーグなど世界のサッカーは展開が速くとてもエキサイティングに映ります。しかし日本のサッカーは展開が遅く見ていても飽きてしまうことがあります。しかし日本の選手達はテクニックの面で世界の選手に負けていません。どこに違いがあるのか?<strongclass=”MyClass01″ >それはスピードです。
スピード重視のサッカー
このスピードとはトップスピードのことを指します。
選手がボールを持ったときに「トップスピード」にあるのが世界のサッカーです。そこで求められるはトップスピードでボールをコントロールする技術です。ドリブルでは不必要にボールを触らず相手に対応してドリブルコースを変えられるようボールをいつでも触れる距離を保ち走っています。
トラップでもボールをコントロールした後にトップスピードに持っていけるようコントロールしています。
テクニック重視のサッカー
一方でテクニックは止まった状態で発揮されます。
「ジンガ」というボールコントロールの技術がありますが止まったでボールを巧みに足で扱います。テクニックを使い、目の前の相手を左右前後に揺さぶりながらスペースを作り突破をしていきます。
ここでは止まった状態からのスピードが必要で身体能力が求められます。
重要なことは相手に与える時間
スピード重視のサッカーは相手に時間を与えることなくゴールに迫ることが出来ます。
言い換えればトレーニングで準備した攻撃的な戦術をそのまま活かし観客に魅せることが出来ます。このサッカーは狙ってエキサイティングなシーンを多くつくることが出来るサッカーです。
テクニック重視のサッカーは相手に時間を与えることになります。
時間を与えられた相手は当然守備を固めます。そのため自分達がトレーニングした攻撃的な戦術を使うことが出来なくなります。このサッカーは狙ってエキサイティングなシーンをつくることが出来なくなります。
必要となるテクニックと判断
はじめのほうに書いた「身体能力の優劣」これは持って生まれたものではありますが与えられないことではありません。
子供が知らないだけで、その方法を知れば誰でも出来るようになります。生まれつき教えてもらわなくても出来る子もいますが出来ない子も当然います。この差はその方法を知っているかどうかです。
簡単に説明すると足をスプリングのように使う子は動きが遅いが足もとのテクニックは身につきやすいです。
足を板バネのように使う子は動きが早いが足もとのテクニックは身に付きづらいです。
足もとのテクニックが優れスピードもあるジダンのように世界的なプレイヤーはこの2つのバネを使い分けることが出来ています。インターセプトやファーストタッチのようなサッカーの上達は当然ですが、ここではこのような足の着き方から教えることが出来ます。
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この2つのサッカーは楽しみ方も違う!
スピード重視のサッカーは90分通して楽しむことが出来ます。
なぜなら観客自身がエキサイティングなシーンを予測することが出来るからです。観客はインターセプトやファーストタッチなどゴールへスピードアップするタイミングを知っています。それらのプレイからエキサイティングなシーンにつながり素晴らしいゴールを観ることが出来ます。
テクニック重視のサッカーは90分通して楽しむことは困難です。
いつあるか分からないそのテクニックを見ているのでどうしても見るのはハイライトになってしまいます。
そして世界のサッカーはスピード重視です。
育成段階からディフェンスは球際で厳しくボールを奪います。だからオフェンスはパスとトラップの技術が求められていきます。
サッカーであることが重要!
サッカーは原理原則という4つの局面を持つスポーツです。4局面とは「攻撃」→「ボールを失う」→「守備」→「ボールを奪う」というものです。
サッカーの原理原則「4局面」とは?こちらの記事をチェック!4局面の理解の深さとは?
テクニック重視のサッカーは相手に時間を与えているので「守備」の局面といえます。しかし「守備」の局面は守備側の局面であって攻撃側の局面ではありません。
つまり「攻撃」の局面では相手に守備をさせてはいけないということです。攻撃したいのに守備を整える時間を与えてしまっては攻撃することが出来なくなってしまいます。これがサッカーの構造です。
サッカーがつまらなくなってしまった原因は、あなたがまだ本当のサッカーを知らないだけかもしれません。今はDAZNなどで世界のエキサイティングなサッカーを観戦できます。世界のサッカーを観戦して、いま持っている価値観を変えてみてください!きっとサッカーが楽しくなります。
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