目次
サッカー|プレイとは?
サッカーのプレイとはどんなことを指すのでしょうか?
一般的にプレイとは判断と行動という 2つの要素を指します。そして、この判断には単なる状況判断と問題の認識(判断)という2つの基準があります。
例えば、雨が降ってきたら傘を差す。
これは状況判断で行われた行動です。
これプレイをするためには、雨に濡れたらどうなるのか?風邪を吹く?服が汚れる?というような経験に基づく判断と傘を差すことでこれらを回避できるという知識が必要になります。
この状況判断には、状況があるだけで新たな問題が生まれる要素はありません。
これを複雑化する代表格は相手(他の人)の存在です。
同じ問題でも、雨が降ってきたら傘を差す。しかし、誰かが持っていってしまった。
これをプレイするためには、状況から発生した行動をするために、新たに発生した問題を解決する判断が必要になります。
例えば、学校に行こうとしたそのとき、朝の時間がないときに起きた問題なのか?明日が雨予報となる前日に起きた問題なのか?これらの条件によってプレイは変わってくると思います。
サッカーにおけるプレイとは、状況判断とあわせて、問題を解決する判断をし、行動することが求められます。
サッカーをこのような視点で見ると少し見え方が変わってくるかもしれません。
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サッカー|プレイモデルとは?
サッカーのプレイモデルとは、サッカーをプレイをするために一定の解決方法を示すことです。
サッカーにはサッカーの原理原則(4局面)という不変の構造があります。攻撃→失う→守備→奪う、このサイクルは不変です。
例えば、自分達が攻撃をする時には、相手は守備をすることになります。当然攻撃は相手によって妨害されることになります。
それはサッカーの目的が勝敗にあるためです。
そうなると、サッカーでは「傘を持っていかれること」が常に起きるわけです。
この当然起こり得る問題に対して一定の解決策を示すのがプレイモデルになります。
個人で問題を解決するプレイは、個性であり、個人戦術です。
グループで問題を解決するプレイは、グループ戦術です。
チームで問題を解決するプレイは、チーム戦術です。
プレイモデルはこれら戦術のベースとなる解決手法を示すものになります。
例えば、ACA12サッカースクールでは生きる力を身に付けることがプレイモデルになります。
そもそもとして、プレイモデルの前に必要となる「問題に気付き、問題に取り組み、問題解決を試みること」自体が出来ないとそのモデルをつくることが出来ません。
ACA12サッカースクールではこのベースをつくり、プレイモデルは次に世代以降にお任せすることにしています。
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サッカー|テクニックとは?
サッカー選手を目指す子供達はテクニックのトレーニングに明け暮れていると思います。
しかし小さいうちからテクニックを身に付けることは拙速かもしれません。少し注意が必要です。
それはプレイに繋がる問題を認識できるチャンスを失うからです。
小さなうちに起こる問題は対したものではありません。子供は小さなうちに多くの失敗を繰り返します。
その失敗の経験から解決策を学ぶことになります。しかし、その失敗を過剰に避けることは子供の成長にとって良くないことです。
これは子育てというカテゴリでもよく言われることです。
過保護という言葉が出てくるのと同時にニートという言葉も市民権を得てきました。また度を越すとモンスターペアレンツという社会問題まで発展してしまいます。
これらは、大人(自分)が経験したことを予防的に子供に与えることで起こりました。
大人がテクニックに加熱する姿もこれと同じように映ります。
もしテクニックを磨くのであれば、参加するカテゴリを2つくらい上げる必要があります。これはトレセンと同じで悪い癖を付けさせないためです。
プレイとは判断と行動です。
これをするためには問題に気付く必要があります。
問題に気付くためには失敗するという経験が必要です。しかし、予防的に経験を与えてしまうと子供自身が経験する機会を失ってしまいます。
この予防的に経験を与えることは過度なテクニックをトレーニングすることに当たると思います。
必要最低限以上のテクニックを身に付けるタイミングはプレイが出来るようになってからが適切だと思います。
ジュニアユースから11人制サッカーを行い身体能力も整ってくるので、ユースから人より優れたテクニックを身に付ける必要が出てくると思います。
サッカー|選手になることセレクションで考えること
しかし、多くの人はこの意見に否定的かもしれません。
今いるプロ選手たちは、小さなころからテクニックに長けていて実際プロまで上り詰めているのでそちらのほうが現実的に思えます。
ここで冷静にならなければならないのは、サッカーのプロはプロテストのような基準を満たせばなれるものではなく、プロになれる人数に入ることが出来ればなれるもの、だということです。
そのプロ選手のときは、テクニックで周りに勝つことが出来てプロになれたかもしれませんが、今だったらそれだけではなれなかったかもしれません。
年々Jリーグのサッカーも高度に成長を遂げています。Jリーグ初期のときに活躍していたスター選手が今ベストな状況でいたとしても活躍できるかは分かりません。
ここには明確な基準が無いのです。そのときの周りの状況によって結果も変わってしまいます。
直接的に自分の経験を生かすことは出来ないと思います。
プロの基準も周りに比べてどうなのか?というのが基準でしかないのです。そして人数も明確に決っているわけではありません。
17歳のときは欲しかったけど、次の年にもっと欲しい選手が出てきたので見送る、なんてことも充分あり得ます。
ペレやマラドーナのプレイ
サッカーのレジェンド達のプレイを見てみると驚くことがあると思います。
イニエスタのようなダブルタッチ、ジダンのようなマルセイユルーレット、ロナウドのようなシザース、メッシのようなボールタッチ、などこの後に注目されるようなテクニックが当たり前のように使われています。
このレジェンド達は恐らくテクニックを披露していたのではなく、その状況でプレイをしていたんだと思います。
プレイの結果がそのようなテクニックになった、ということです。
そして、後のレジェンド達もこれと同じようにプレイをしていたのだと思います。
我々が見ているのはテクニックではなくプレイであるということです。
見ているのは、問題を解決する手段、であってそれを、テクニック、と呼んでいるだけかも知れません。
テクニックという視点ではなくプレイという視点でサッカーを見たら明日からのトレーニングが変わるかもしれません。DAZNで世界のサッカーを確認してみてください。
サッカーとは?
なぜサッカーが世界中で愛され文化として定着しているのか?
それは、想像を絶する方法で目の前にある問題を解決する姿を見られるからではないでしょうか?
サッカーをやったことのある人なら分かる、問題。
自分より早くて大きなディフェンスをこんな形で攻略するのか!その解決手段プレイで驚かせてくれるのがプロフェッショナルプレイヤーではないでしょうか。
また、あんなにスタープレイヤーを集めたチームにどうやって立ち向かうのか?これを地元で観られるのがサッカークラブが地元にある醍醐味ではないでしょうか。
世界中の観客が見ているのもこんなところではないでしょうか。
問題を解決して進むのは人生そのものです。
この姿に勇気付けられ、活力を得られる、その場がスタジアムでありサッカーであると思います。
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