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ライセンス?意味ないよ!よくある話として
サッカーの指導者の中にも「JFAの指導者ライセンスなんか取っても意味ないよ」という意見の方がいらっしゃいます。基本的には指導者ライセンスで指導しているわけではないのでその通りだと思います。指導教本も「そんなの当たり前じゃん?」と改めて学ぶほどの意味がさなそうに感じるかもしれません。しかし、これは大きな勘違いです。
木からりんごが落ちたら?
木からりんごが落ちたら何を思いますか?多くの人は何も気付かないと思いますが何かに気付く人もいるのです。
アイザック・ニュートンは木からりんごが落ちる様子を見て「万有引力の法則」を発見し月や惑星の運行をも説明しました。そしてここには「微積分法」という数学的発明も影響しています。木からりんごが落ちる様子から何かを気づくためにはそれなりの知識や経験が必要なことがこのエピソードからもわかると思います。
指導教本を見たらどうなる?
話をサッカーに戻します。JFAの指導教本もこの「ニュートンのりんご」と同じだと思います。指導教本には、なんの抵抗もなくスーッと頭に入る当たり前のことしか書いてありません。これは木からりんごが落ちることと同じようにごく自然なこととして捉えられると思います。しかし、ある程度指導者としての経験、勉強を積むと「えっ!こんなことまで書いてあるの?」と驚いたり、今まで頭の中でぼんやりしていたイメージがバチーン!っとはまり、鳥肌が立つとような体験をすることができると思います。私も何度かこの指導教本で鳥肌が立ちました。「知識として知っている」と「知識を理解している」とではこの教本を通して得られる情報の深さが全く異なります。
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指導者ライセンスの有無
JFAの指導者ライセンスは必ず取ったほうがいいと思います。特にジュニア世代では初めに関わる指導者がその子の将来を決めてしまうことになりかねません。正しい知識、正しい技術でサッカーの指導を行うためには学ぶ機会が必要です。定期的に講習の機会があるC級指導者ライセンスがおすすめです。初めは各種講習会や指導教本の価値はわからないかもしれません。しかし学び続けることで少しづつ理解出来てくると思います。そしてこれは数年かがりのチャレンジになると思います。
C級指導者ライセンスは「指導者として何を学べばよいのかを知る」多くのきっかけを得ることが出来ます。ここから学び続けB級トライアルを受けて合格する頃には、かなりサッカーやコーチングについての理解が進んでいるはずです。真のサッカー指導者になるためには、インストラクターからの判定を受けるB級トライアルの通過、そしてB級ライセンスの交付、ここがスタートラインになると思います。(このB級トライアルの通過がC級レベルの合格を意味します。)
子供は小さな大人ではない
子供達はサッカーが好きで楽しいからサッカーを初めますが、いずれ「上手くなりたい!」と目的も変わっていきます。楽しい環境だけでは子供達は満足してくれません。「子供は小さな大人ではない」と言われる通り子供達は大人と違いもの凄いスピードで成長しています。大人は急に来るこの子供達からのニーズに即座に応えてあげなければなりません。
例えば「プロサッカー選手になりたい!」という子供の夢を叶えるためには知識と経験が必要になります。それを得るためには必然的にニートンのような「気付く力」が必要になります。これを求められているのは子供ではなく大人の方です。だからこの言葉が大切にされているわけです。>>「学ぶことをやめたら教えることをやめなければならない(ロジェ・ルメール)」
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