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サッカー選手|トレーニングに潜む勘違い?
サッカーをやっている誰もが「サッカーが上手くなりたい!」と思って日々トレーニングをしていると思います。
ボールを扱うトレーニング、体力や筋力をつけるトレーニング、瞬発力をつけるトレーニング、などなど。
しかし、「これをやれば良い」と誰に教わったのでしょうか?思い出してみてください。
なぜ、そのトレーニングをすればサッカーが上手くなるのか、考えたことがありますか?
恐らく多くの人は、本や動画サイト、コーチや保護者など人からの影響でそのトレーニングを始めたのではないでしょうか?
これを進めた人は、どうしてそれを進めて、それをやることでその子がどうなるのか、理解していたのでしょうか?
有名選手がそれをやっているから「真似してやれば上手くなる!」なんてことは絶対にありません。
その子と有名選手は別人です。
その有名選手は、そのトレーニングでその位置まで行ったかもしれません。
しかし、その子はその有名選手本人ではないので、その有名選手を超えることは不可能です。
その子が有名選手の真似をしている内はその本人に勝つことは絶対にありません。
勝つ方法は「その子」の中にしかありません。
サッカーが上手くなりたかったら、まず、自分の可能性を信じる必要があります。
サッカー選手|サッカーが上手い、の勘違い?
あの人サッカーが上手いな~と感じる人とはどのような人ですか?
ドリブルが上手い、何か魅せるような技が上手い、キックの制度が高い、トラップが上手い、スピードが速い、体が強い、などでしょうか?
これはサッカーが上手い、とは無関係です。
無関係とは言い過ぎかもしれませんが、サッカーの「上手さ」とはあまり関係がありません。
例えば、書道をしているとしましょう。
書道が上手い人は恐らくどのような筆であっても書が上手いです。
例えば、風景画を描いているとしましょう。
絵が上手い人は、えんぴつでも、水彩画でも、上手いと思います。
この人たちは、何がどうなれば上手いのか?知っているのです。
そして、この人たちがとても良い道具を使ったらどうなるでしょうか?
普通の道具よりも綺麗に仕上がるかもしれません。
よく「プロ仕様」という標記がある道具があります。
プロが使えば仕上がりに差が出る、という道具です。
この道具が、ドリブル、パス、トラップ、だとしたら?
・・・道具だけ一流にしても意味がない事に気付くと思います。
「上手い」を知ること、「上手い」を実行できること、そこに道具が揃えばより良く仕上がります。
サッカー選手|育成の勘違いはこうして生まれる!
小学生のときはスーパープレイヤーだったのに中高と進むにつれて埋もれていく選手は多くいます。
これは当たり前の話です。
小学生ではまだ、脳の発達、体の発達が不ぞろいで先に発達した子供のほうが有利になります。
でも、中学生で身長が伸び今までのアドバンテージが無になることはよくあります。
私が見ていた子も中二の時に「26センチ」も身長が伸びました。
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余談ですが、これはコロナ過で活動停止期間があったときの話です。
体が成長するタイミングでは、過度のトレーニングを控え、体を休めたほうが良いのかもしれません。
誰よりも努力をすれば勝てる、という常識は疑う必要があるかもしれません。
中学校でも正確な統計を取っていませんが、全体的に子供たちの成長が著しかったそうです。
この子は、今までとは比べ物にならないほどのパワー、スピード、を手に入れ、上手く出来なかったことがまるで無かったかのように上手く出来るようになりました。
要するに身長が小さかったときに「やらなくても良かったものがある」ということです。
成長期では、身体的な成長がその問題を解決してくれるので無理に取り組む必要がありません。
しかし、大人だったらどうでしょうか。
身体的な成長が望めませんので、努力して身に付ける必要があります。
この大人が子供の育成に関わっていたらどうなるでしょうか?
体力が足りないから走りこむ、ドリブルが上手くないからドリルの量を増やす、高さのあるボールで勝てないからヘディングを強化する、これは・・・ですね。
これは、周りの大人も同じで自分で考え調べれば答えにいくらでもたどり着けます。今はネット社会です。
自分で考え答えを出さずに、その人を信じて子供を託しても子供の将来までは保障してくれません。
結局は自己責任です。
サッカー選手|正しい育成とは?
小さな子供達は不思議な行動を良くとります。
ここで大人がその行動だけに注意をしてしまうと、その子の才能がしぼみます。
先日のトレーニングではこんなことがありました。
一年生の子供がインナーウエアの首の部分を引っ張り顔をおおっていました。
そのとき、子供たちは「3対1の鳥かご」をやっていました。
その一年生の子も顔をおおったまま、しっかりと取り組んでいました。
しばらく様子を見ていると「まぶしい~」とインナーウエアから顔を出しました。
そう、このインナーウエアは「サングラス」の代わりだったのです!
まさに、ファンタジスタ!天才です!
ここまで待たなければ、何をやっているのかわからないのが子供達の発想力です。
途中で「インナーウエアが伸びるからやめなさい!」「まじめにやれ!」などと言ってしまったらこの発想力がしぼんでしまいます。
子供達は成長をしている最中なので、大人が窮屈な常識に閉じ込めてしまった時点で、その子の本当の力が目覚めることがなくなってしまいます。
これは布団で自由に寝返り打てるのと違い寝袋で自由に動けず窮屈に感じて寝るのと同じです。
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しかし、結果としてインナーウエアの首元は伸びてしまいました。
これに対しては「伸びちゃったね」と気付かせてあげれば後は本人が判断するはずです。
サッカー選手|プレイヤーは誰なのか?
プレイヤーとは選手のことです。
しかし、指導者や保護者などまわりの大人がプレイヤーになっていませんか?
チームが試合に勝つためのトレーニングは誰のために行っているのでしょうか?
子供を上手くするトレーニングは誰のためでしょうか?
クラブ経営のために大人していたりしませんか?
小学生に強度の硬いトレーニングをなぜしているのでしょうか?成長が止まる大人になってからで良くないですか?
人間社会は、ほかの動物社会に比べ遥かに安全です。
子供達は社会に守られています。子供のうちから強さが必要でしょうか?
よく「子供が判断したことがだから」という方がいます。
例えば、前日に大雨が降っていたとして「友達と川遊びに行きたい」と言ったこの子供の判断を尊重しますか?
答えは「NO!」だと思います。理由は簡単です。
川が増水していて危ないから、です。
しかし、子供はこの常識を知らないので判断を間違えます。
前日に振った雨が川に流れ込み、次の日に川が増水すると言うことを子供が学習すればこの判断は変わってくると思います。
子供の判断にゆだねる前に子供に学習が足りているのか、を大人が見極めることが重要です。
サッカーの環境選びで生死に関わることは多分ありませんが【子供の将来に関わること】はあります。
なぜ、今それを身に付けるのか?なぜ、その方法なのか?その方法で子供が本当に勝てるのか?
など問題を解決することが重要です。
サッカーが上手い選手とは「相手が邪魔をするという問題をスマートに華麗に解決することが上手い選手」です。
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