ディフェンス|トレーニング

ボールを奪う|サッカーのディフェンストレーニングはこれで解決!

ディフェンス

目次

ボールを奪うためにディフェンストレーニングをやっていますか?

ボールを奪うプレイはサッカーにおいてとても大切です。ボールがなければゴールを奪うことが出来ないし、ボールがなければゴールを失うリスクがあるのです。

このボールを奪うプレイにどれくらい時間を割いてトレーニングしているでしょうか?ジュニア世代ではオフェンスのトレーニングばかりでディフェンスのトレーニングがあまり出来ていないように思います。

11人制のコートより8人制のコートのほうが狭いのでディフェンスはしやすくなります。ジュニア世代でディフェンスの感覚をつくっておけばコートが広くなった時にもしっかりと守備戦術を理解してプレイすることが出来ると思います。また狭いコートの中で厳しいディフェンスを受けることでオフェンス面にもプレイ改善のきっかけが生まれます。

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ディフェンスには大きく分けて2つの役割があります。ひとつは「ファーストディフェンダー」としてボールにプレッシャーを掛けること、もうひとつは「セカンドディフェンダー」としてファーストディフェンダーをカバーすること(助ける)です。

ディフェンスの目的は「ゴールを守る」ことです。そのためには相手が持つボールを奪う必要があります。そのために必要となるトレーニング「ボールを奪う」「チャレンジ&カバー」というテーマです。

ボールを奪う|サッカートレーニングの最重要テーマ!

サッカーには「サッカーの原理原則(4局面)」というものがあります。これはサッカーに限ったものではなく、バスケ、ホッケー、ハンドボール、など時間制で攻守の切り替えが起こるスポーツ全てに共通する原理原則でもあります。

サッカーの原理原則は「攻撃」→「ボールを失う」→「守備」→「ボールを奪う」というサイクルを繰り返すこの構造を指します。

【サッカーの原理原則についてはこちらの記事をチェック!】原理原則と4局面|サッカーのトレーニングでおさえること

このサッカーの原理原則の中にも「ボールを奪う」が存在します。「ボールを奪う」はサッカーの原理原則の構成要素の一つでとても重要なプレイになります。このボールを奪うプレイにはどんなトレーニングがあるでしょうか?

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ボールを奪う| 1対1でボールを奪うテクニック

トレーニングの形は、よくやっている1対1のトレーニングをイメージすると分かりやすいと思います。オフェンスとディフェンスが対峙してトレーニングします。

サッカーのゲームの中で起こりそうなシチュエーションを想定しスタートの方法を工夫することでいろいろな状況をトレーニングすることができます。

1対1のトレーニング

  • 対面で向き合ってパス交換からスタート
  • 対面で向き合った状態からオフェンス側のまたの間を通してスタート
  • 対面で向き合って少しスペースを空けオフェンスがドリブルで進んでいる状態からスタート
  • オフェンスとディフェンスが併走した状態からスタート

またトレーニングする場所をゴール正面、タッチライン付近、など変えることでディフェンス対応も変わってくるので良いトレーニングが出来ます。

1対1のディフェンスは【金魚すくい】をイメージ!

お祭りなどにある「金魚すくい」。まずどこにいる金魚をすくいますか?

水槽の真ん中?水槽の壁側?水槽の角?

恐らく水槽の壁側か水槽の角にいる金魚がすくいやすいと思います。これは水槽の壁側に逃げ道がなく金魚の動きを限定出来るからです。

金魚はバックで泳ぐことは出来ません。必ず頭のある方向に泳ぎます。【動きを限定すること】ができれば金魚をすくう確率を上げることが出来そうです。これをサッカーでは「規制」と言ったりします。

また金魚をすくう用具「ポイ」は大きいほうが有利です。

サッカーでもディフェンスは大きいほうが有利です。高いボールに対応するためでもありますが、ボールを奪う点でもディフェンスにはサイズ(体の大きさ、足の長さ)があったほうが有利になります。

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1対1のディフェンスではまず手の動きを規制することボールを奪うチャンスをつくります。


よく簡単に足を出してかわされるディフェンスを見かけます。これは相手の行動に対するリアクションでしかないのでディフェンスのプレイとはいえません。1対1のディフェンスのプレイには「相手の動きをどのように規正するのか、という判断」と「ボールを奪うための一連の行動」が求められます。

チャレンジ|ボールを奪うディフェンス 

このディフェンスは「インターセプト」や「相手のトラップ後」に自分がスピードにのった状態ボールを奪うことで一気に攻守を入れ替えるプレイです。

1対1と比べると攻守が入れ替わるスピードが速くなりボールを失ったチームは自陣に引きながらディフェンス対応することになります。これをきっかけに始まる攻撃をカウンターと言います。このチャレンジを成功させるためにはディフェンスポジションが取れていることも重要です。

【ディフェンスポジションについてはこちらの記事をチェック!】ボールを奪うトレーニング|これが出来ればなぜかサッカーが上手くなる!

チャレンジ|ボールを奪うインターセプト

インターセプトでボールを奪うためには、ボールホルダー規制と、プレッシャーが掛かっていることが重要です。そこにパスが出てくる状況をつくることが出来ればインターセプトをすることが出来るようになります。

いくら自分がディフェンスポジションを正しく取っていても味方規制プレッシャーをボールホルダーに掛けることが出来なければそこにパスが出る可能性が低くなります。

ボールを奪う機会を増やすためには、チーム全体の守備力が高めなければなりません。

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チャレンジ|ボールを奪う球際のテクニック

ボールホルダーがボールを収めたところからボールを奪うためには球際で勝つ必要があります。ディフェンスポジションはこちらの記事に詳しくありますが【両手が届く距離】です。

球際のテクニックで最も重要なテクニックとしては「腰を入れる」です。「腰を入れる」ためには相手の体の前に自分の体を入れる必要があるので「手の使い方」も重要になってきます。

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チャレンジ|ボールを奪うスライディングタックルスタンディングタックル

これも大切なテクニックです。相手の足元にあるボールに対してタックルに行きます。滑りながら入るタックルをスライディングタックル、立った状態で入るタックルをスタンディングタックルといいます。

天然芝でサッカーが出来ればスライディングタックルをトレーニングできますが、土のグランドでは怪我をしてしまうのでスタンディングタックルのトレーニングがおすすめです。

スタンディングタックルを滑りながら行えばスライディングタックルになるので、将来スライディングタックルを行う上で感覚を掴むことにもつながります。

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カバー|ゴールを守りながらボールを奪う!

カバーのプレイには2つのタスクがあります。ひとつは「ゴールを守ること」もうひとつは「ボールを狙うこと」です。それぞれどのようなことを考えてトレーニングすればよいでしょうか?

カバー|ゴールを守る

まずはゴールを守ることです。考え方としてはゴールキーパーを想像すれば良いと思います。ゴールキーパーはシュートコースに立ちシュートに反応できるようポジションを取って準備をしています。


簡単に言うと、このゴールキーパーをボールホルダーに対応する味方の後ろに配置すればカバーのプレイになります。


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カバー|ボールを狙う

こちらのボールを狙うプレイ、これもゴールキーパーゴール前で飛び出すプレイと全く同じです。ゴールキーパーは手でボールを取りに行きますが、ディフェンスのときは足でボールを取りに行けばいいのです。

要するにボールに対応する選手以外が全員ゴールキーパーになることが出来ればいいわけです。ディフェンスを理解しプレイするためにはトレーニングの中でゴールキーパーを体験させることがとても重要です。

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ボールを奪うトレーニング|まとめ

これでディフェンスのプレイは完璧ですね!

トレーニングすること

  • 1対1のディフェンスでは「規制すること」
  • チャレンジでは「インターセプト」「球際」「タックル」
  • カバーでは「ゴールキーパー」

これを確認するためにディフェンスポジションのマークの原則などが活用できます。

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