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巨匠ピカソ
実はピカソの本名は驚くほど長いんです。
パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ファン・ネポムセーノ・チプリアーノ・デ・ラ・サンティシマ・トリニダード・ルイス・イ・ピカソ
ピカソは「ゲルニカ」「泣く女」など有名な作品を多数世に送り出した画家です。あなたはピカソの絵にどのようなイメージを持っていますか?目の位置がずれていたり、体が不自然だったり、独特な絵のイメージを持っているのではないでしょうか。しかし、ピカソは普通に絵が上手いことをご存知ですか?とても絵が上手い上で「ゲルニカ」「泣く女」などの独特なピカソらしい絵を描くこともできるのです。
ピカソの絵を描けるか?
この「ゲルニカ」「泣く女」のような絵を描きたい!と思ったらどのようなトレーニングが必要になると思いますか?ピカソに習うことでこれらを描くことができるでしょうか?それは不可能です。この「ゲルニカ」「泣く女」のような絵はピカソしか描けないからこそ価値があるのです。
ピカソからみえる「守•破•離」
「守・破・離」は芸能、「能」の世界に伝わる言葉です。教えを「守」り、教えを「破」り、教えを「離」れる、というように成長し芸を極めていく様を表した言葉です。
【守】ピカソは美術教師の父から絵を学びました。基礎をしっかり学んでいたことになります。
【破】学校教育で学ぶことが出来ないものを求めて独学で学び始めました。
【離】「アビニヨンの娘たち」をきっかけにキュビズムを確立していきました。
キュビズムとは、一つの視点からではなく複数の視点からみたものを一枚の作品に集約する表現法です。ピカソは、しっかりとした基礎を持ち、その表現の限界を感じ模索し、キュビズムという新たな表現法を確立していきました。
基礎の上に成り立っている個性!
ピカソなど偉人の自伝を見ると「個性を生かすためには基礎が必要」だと言うことが分かると思います。幼少期から基礎を学び、学び尽くすことで課題に気付き新たなチャレンジを初めていきます。
なぜ、サッカーだけいきなり個性を磨けると思ってしまうのでしょう?小学生がドリブルだけ磨いて本当に上で闘えると思っているのでしょうか?もし、子供がプロになりたい!と夢を持ち、大人が叶えてあげたい!と思うのであれば一度良く考えたほうがいいと思います。
「海外のドリブルが上手い選手はパスも上手いです。」ドリブルはこの理由を説明できる指導者に習ったほうがいいと思います。
奇妙なボールタッチでドリブルをしてもゴールに迫ることは出来ません。通用するのは守備を習っていない相手のときだけです。
子供の夢の実現は大人の判断次第!?
子供達はまだ情報を正しく判断することは出来ません。例えば「川に友達と遊びに行きたい!」と子供がやりたいことを主張してきたとします。大人は
- 今は冬で寒いからカゼを引いてしまうかもしれない?
- 夏でいい天気だけど昨日山の方で雨が降っていたので危険!
- 子供だけでは危ないから大人が付き添う?
など状況を考え判断をすると思います。子供が「ドリブルが上手くなりたい!」とやりたいことを主張してきたとします。ここで指導者でもない大人に子供の将来を託してしまいますか?ドリブルが上手くなりたいのであれば「離」を習わなくても自主練して「守」を磨けばいいだけです。サッカーは小学生までと決めているならまだしも、将来の可能性まで考えるのであえば基礎を教えることが出来るサッカー指導者に託したほうが当然、夢の実現についても可能性が高くなります。子供に基礎(サッカーのことだけではなく)を身に付けさせることが出来るかどうかは近くにいる大人次第になります。近くにいる大人が気付けるかどうかで子供の将来が変わるかもしれません。
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