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サッカーが上手くなるために!?
よく少年サッカーでも荷物の整理をするように指導されると思います。実はこれサッカーをする上でとても大切な【習慣】です。テクニックでもスキルでもなく習慣なのです。
整理整頓をする
グランドで自分の荷物を整理できると言うことは学校や家庭でも自分のことを自分で出来ていることになります。これは自立に繋がります。「自分で考え行動する」ことをプレイといいますが、「荷物を整理すること」がまさにプレイをするために必要な能力です。但し大人に促されて整理することはプレイとはいえません。「注意されるからやろう」ではなく、あくまで自発的なものを指します。
出かける前の身支度
月曜日に学校へ行く前「上履きはどこ?」「体操着は?」などバタバタしていませんか?日曜日の夜の時点で洗濯物は乾き学校へ行く準備が出来ると思います。しかし行く間際にバタバタしてしまう。この子はポジションが悪くボールを持ったときにバタつきます。
事前に準備ができる出来る子はボールの場所、状況に応じてポジションを取ります。ポジションを取るために必要な情報を得ようとよく首を振るようになります。そしてポジションを取る目的はプレイの準備です。この子には「プレイのイメージがあり」その準備をするために「情報を集め」「ポジションを取っている」ことになります。
「サッカーが上手い」という勘違い?
小学生くらいだと人より「速い」「大きい」「上手い」など少し秀でたものがあれば評価されると思います。でもこれは成長に差がある小学生が【勝ち負けにこだわった結果】です。当然、サッカーを続けている大人と比べれば「遅い」「小さい」「下手」となります。おそらくこの大人は普通にサッカーを楽しむレベルの方でも子供には負けないと思います。これではユース世代あたりで本当に上手い子に出会い挫折してします。
サッカーが上手い子の習慣!
- 朝自分で起きて朝食を済ませ食器を洗い片付ける
- 時間を見ながら身支度を整え登校する
- 学校から帰ってきたら宿題を済ませる
- 前日に次の日の準備をする
- 洗濯物を畳んだり掃除をしたり手伝いをする
例えば、ACA12サッカースクールには小学4年生くらいからこのようなことを自分でやっている子がいます。やはりポジションが良く、判断も抜群で球際も厳しく体力的にも自分に負けないタフさがあります。恵まれた体格、持って生まれた運動能力はありませんがそのような子が相手でも現時点で負けていません。
このような子が中学、高校と自分に厳しく努力をしアスリートとして成長していきます。世代が進むにつれて競技人口が減りこのようなことを習慣として16歳まで当たり前に続けてきている子と出会うわけです。スピード、パワー、スタミナ、がある程度整うユース世代のレベルではポジションやプレイの準備がとても重要になってきます。ここで勝つために必要となるのが今、小学生に流行っているようなドリブルなどのトレーニングになってくると思います。逆にいくらテクニックがあってもここから習慣を変えることは困難です。それが習慣(クセ)です。
トレーニングは同じなのに?
サッカーは人がプレイするスポーツです。サッカーは【人】が【判断し行動】するスポーツです。「あの上手い子がこんなトレーニングをしているからやっていよう!」「あそこのチームからプロが出ているから通わせよう!」となりがちですが、課題はそこではなく「育て方」そのものにあります。チームに子供が10人いれば10組の保護者がいます。この10組の保護者は学歴、収入、出身地、年齢、生い立ち、などなど皆違います。そして自分が親として出来る限りのことを子供にやってあげようと努力していると思います。でも無理があります。その地域社会、学校教育、など家庭以外にも違いがあります。サッカー選手を育てる上であまりにも知らないことが多すぎます。
JFA公認ライセンスを持つサッカー指導者はサッカー選手を育てる上で必要な全てを学び続けています。どうぞJFA公認ライセンスを持つサッカー指導者に甘えてください。
身支度を整える=情報を得てポジションをつくる
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