ドリブル|トレーニング

運動神経|竹馬とキャタピラー??

動作

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目次

ドリブルはなぜ上手くならないのか?

はっきり言ってしまうとドリブルはトレーニングをしなくてもある程度出来ます。ドリブルが上手くならない選手はドリブルを沢山練習しても「効率」よく上手くなることが出来ません。

実は問題はボールタッチではなく体の使い方そのものにあります。運動能力の高い子はどんなスポーツをやってもそこそこ出来てしまいます。その理由が答えです。

動物の四足歩行を観察

ヒヅメがある草食動物たちの歩き方を想像してみてください。注目してほしいのは前足です。人に当てはめてみると膝が曲がり足を上げると足首がクルンとつま先が地面に向きます。馬が歩いている様子をYoutubeなどでご覧いただくとわかると思いますが、馬が前足でドリブルをしたらとても上手く出来そうです。もちろん馬はドリブルのトレーニングをしていないので初めから上手そうに見えることになります。

ドリブルだけではない?!

実はこれ、サッカーの全てのテクニックに共通する動きです。もっと言えばサッカー以外のすべてのスポーツに共通する動きです。

「運動能力の高い子はどんなスポーツをやってもそこそこ出来てしまいます。その理由が答えです。」これがその答えです。

ドリブルが上手くなるために

初めに身に付けるべきは体の動かし方です。しかし子供の年齢が上がるにつれて「サッカーをやりたいのだからサッカーボールを蹴りたい!」とこのようなことに取り組むのは難しくなります。なんでも素直に楽しめる未就学児や低学年の時に取り組めるのが1番良いと思いますがなかなか難しいと思います。楽しむ環境をつくるここが出来れば楽しみながら身に付けることも出来ます!

次に訪れるチャンスは負けた時です。セクションに落ちたり、試合に負けたりというタイミングです。このタイミングで取り組むことを促すことが出来る指導者がいれば!という感じです。

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人は二足歩行

これが人と馬と動作の異なる部分です。馬は前足で地面を捉え(着地して)後ろ足で地面を蹴ります。調べたわけではないので正確ではないと思いますが、前足で地面を捉えた時「ゼロポジション」に入っていれば効率よく後ろ足で地面を蹴ることが出来ると思います。筋力だけであの大きな馬があれだけのスピードで走ることができるはずはない、と思うのが普通です。逆三角形のように前足でバランスをとっているのではないでしょうか?人はこの前後の足の役割を2本の足で行わなければなりません。馬の足の形を見れば分かると思いますが人の足は「前足」です。

前足と後ろ足

前足の役割はヤジロベエのようにバランスをとること、地面を捉えること「着地」です。一方後ろ足の役割は地面を蹴ることです。地面を蹴るためには体は足より前になければなりません。これは水泳のターンを思い浮かべるとイメージしやすいと思います。

馬の後ろ足は膝が逆に曲がっているように見えますが、あれは人でいう膝ではなく「かかと」です。膝と腿はからだの中にあります。そもそも地面を蹴るための足の形状は全く異なります。よくアニメでこの後ろ足を持つキャラクターの描写が見られます。唯一人が四足動物のように動作するのが「クラウチングスタート」をする時です。こんなところからも人の足は地面を捉える「着地」するのに適していて地面を蹴ることには適していないことが分かると思います。

馬の見た目

馬の足は決して太くありません。太いのは体に近い部分だけです。発達すべき筋肉はそこ「腸腰筋」「臀部」「腹筋」などです。最近のサッカー選手、特に海外の選手はもふくらはぎは発達していなく、目に見える部分としては腿の裏側「ハムストリング」とその上「臀部」が盛り上がっていると思います。要するにそこを使っています。

運動神経は見れば分かる?

子供が走っている姿を2~3秒見ればその子が運動に適した動作をしているかどうか分かります。竹馬のように動作している子は足を持ち上げることが出来ていません。地面を力強く押す後ろ足で足が体の後ろに残ります。キャタピラーのような動作をしている子は足を持ち上げることが出来ています。足は常に前に移動し地面を捉えています。

この2つの違いは頭の位置にも出ます。竹馬は足を着いた時に頭が下がり足を出す時に頭が上がります。キャタピラーは頭の位置が一定です。竹馬では足を着いた時の衝撃も大きく膝などの負荷も大きくなります。そしてキャタピラーのようになるためには足を上げる筋肉「腸腰筋」の発達が必要です。フォームを改善するためにはまず「腸腰筋」を鍛える、使う必要があります。

足が上がるようになると着地の力みがとれ足首も柔らかく使えるようになります。だから、ドリブル、パス、トラップ、が上手くなります。

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