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攻撃サポート
攻撃サポートとはボールホルダーに対してサポートするプレイです。ボールホルダーの状況でどのようなサポートをするか判断をします。また周りにいる選手の判断によっても自分の判断が変わります。
攻撃サポートに必要なスキル
攻撃サポートに必要なスキルは自主性が必要です。自分で考え答えを出して行動する力がなければ攻撃サポートをすることはできません。これはボールを持った時も同じです。例えば「ボールを持ったら前にいる相手へ仕掛ける」というのは考えによる判断ではありません。なぜなら、ドリブルで仕掛けることでゴール方向のスペースがなくなり攻撃の状況が悪くなることもあるからです。考えることは攻撃、「ゴールを取る」ために何をするのか?ということです。そして「判断と行動」がプレイです。
まずこの動画をご覧下さい
これは、ACA12サッカースクール(ティエラ)で攻撃サポートについて初めてトレーニングした際のプレイです。トレーニングを行ったのは2人目の攻撃サポートですが3人目の動きまで出来ています。
昨日の素晴らしいプレイ✨攻撃サポート
•サポートの体の向きが💯
•空いたスペースに走り込んだ3人目の動きが💯×💯そして技術的なミスと足りないフィジカルは伸び代✨🙌#すばら #ACA12#サッカースクール#入間市 pic.twitter.com/zoQa6TGoBF
— ACA12サッカースクール@育成.アルマレッザ (@ACA12_s) December 5, 2021
- ボールホルダーの選手が前進できそうもない
- 2人目がサポートに入る
- 3人目がサポートに入ったことで生まれたスペースを狙う
下のトレーニングはこのときに行ったウォームアップ(W-up)についてです。
トレーニングプラン | 攻撃サポート
W-up|コーンゴールの突破 スローイン
オーガナイズ
- 大きさ:5m+5mx5m コーンの幅2m
- 用具:コーン
- 方法:
- コーチがタッチラインからスローインで配球
- コーンの間を突破したらオフェンスの勝ち
- ボールを奪ったりコーンの間以外に押し出したらディフェンスの勝ち
- 各コーン外側に待機した攻撃(黒)と守備(白)はコーチの合図でポジションを取る
留意点
- 守備側のポジションが悪ければ直接コーンゴールを狙わせる
- 合図で飛び出させることでスローインがトランジションのプレイだと意識させる
- 守備側に危ないところを守ること、ボールを狙うこと、を意識させる
フリーズコーチング|タイミングと目的
タイミング >> 攻撃側が裏を狙いに行った際守備側が対応したとき
目的 >> スロアーがボールを出せなくなったことを理解してもらう
デモンストレーションの内容
- 攻撃サポートのポジション
- ポストプレイ
- クサビ
>> 守備側がボールを狙いに来たら裏を取る動き
- チェックの動き
- ダイヤゴナルラン
- プルアウェイ
この後のトレーニングではスローインをパスに変更する。
>>【3対3+2サーバー(タッチライン側) ライン突破】
>>【3対3+2ターゲットマン】
と徐々にゲームに近い環境へ移行し「攻撃サポート」を落とし込む。
コーチングのコツ | 目的を忘れずに!
サッカーは得点を多く取ったチームが勝利するスポーツです。目的は「ゴールを取る」ことです。またサッカーには原理原則(4局面)があります。ここでは特にゴール方向へのプレイを優先させることが大切です。
攻撃サポートはボールを前進させる手段であって目的ではありません。トレーニング中もチャンスがあれば裏を狙う意識を持たせることで自然に3人目の動きを引き出すことが出来ます。
トレーニングの主旨 | アスリートがやる≦サッカーをやる!
子供達はアスリートではなくサッカーが大好きなだけです。サッカーはアスリートだけが楽しむスポーツではなく誰でも楽しむことが出来ます。そのためには攻撃サポートのようなことも理解する必要があります。サッカーを知ることで将来サッカー選手にならなくても、サッカーの観戦、eスポーツ、仲間とサッカーを楽しんだりすることが出来ると思います。
ACA12サッカースクールでは「子供達がサッカー選手になりたい!」と思ったときに、スピード、プレイの質、フィジカル、など自分で努力できる部分「伸び代」を残して育成しています。ACA12サッカースクールはコーチがアスリートを育てる場ではなく子供達の意思でアスリートを目指せる環境を目指しています。
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