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フォロースルーとは?
簡単に言うとボールに足があたった後ボールを押し出すことです。膝下を振る、という表現です。これが強いシュートの秘訣です。
フォロースルーが出来るとどうなる?
パスやシュートのボールが強くなります。シュートであれば伸びるような弾道になります。また、トップスピードのドリブルから力まずに強いシュートが打てるようになります。
フォロースルーが上手くなるためのジャッジポイントは2つ
- 軸足を柔らかく使う
- 身体全体で力を込めてボールを押し出す
その他、腕の使い方、助走スピード、角度などキックフォームはトレーニングしながら自分が蹴りやすい形を探していきます。
軸足のイメージ|トイレに座ろうかな?
トイレに座った後ではなく「座ろうかな?」くらいのタイミングの姿勢です。椅子でもいいので座ろうかな?の姿勢を確認してみてください。腰掛ける前の脱力しているこの姿勢が軸足の形です。まずは形を理解してイメージを持ちます。子供によっていろいろ表現を変えてみてください。ゴリラポーズ!と伝えたらスっとできた子もいます。これがイメージできれば軸足を柔らかく使えます。この辺のところはサッカーに限らずスポーツ全般の運動能力に関わります。とても重要なので別の機会にまとめます。
膝が悲鳴を?!力みは禁物!
キックがあまり上手くない子は直線的なドリブルからボールを蹴ったあと身体が横を向きます。右利きなら蹴ったあと上半身が右に開きます。これはボールを蹴る前に蹴る足自体に力みがあるからです。走っているスピードを生かしてボールを蹴れていないのでシュートは弱く、タイミングがずれて地面を蹴ったり、インサイドに掛かったりもします。
マニュアル車を運転されたことがある方はイメージできると思いますが、時速80kmで走行中に1速に入れるでしょうか?恐らく4速から5速を使うと思います。1速に入れればエンジンブレーキが掛かりエライ事になると思います。ギアが壊れそうです。
ドリブルシュートも同じでエライことになっています。急激なブレーキで軸足の膝蓋骨(膝のお皿)の下の膝蓋腱(膝下)やその奥の前十字靭帯も心配です。
補足ですが、車が止まっている状態では5速ではなく1速や2速で動き出します。これはシュートも同じです。
運動後のジョイントメンテ&リカバリーケアドリンク【ランショット】
イメージ|身体全体で力を込めてボールを押し出す!
簡単なイメージはトウキック(つま先)です。トップスピードのドリブルから軽くトウキックをしてみるとボールの位置、軸足の柔らかさ、蹴る足の使い方をイメージできると思います。つま先で軽く当てたシュートのスピードはいかがですか?強いシュートのヒントはトウキックにあります。
ウォームアップ|トップスピードのドリブルからゴールを奪う強いシュート!
それではインステップキックのトレーニング方法です。上の写真が全てです。よく二人一組でボールを投げてインステップに当てて返すドリルトレーニングがあると思います。それでトレーニングできます。一人の場合はバウンドさせたボールを壁に蹴る形やリフティングでもトレーニングできます。
トレーニングで肝心なのはメニューではなくコーチングです。何を身に付けさせるためにやるのか?これが明確でないと何をやっても上手くなりません。最近はいろいろな動画、書籍が出ていてメニューは真似できますが「誰が教えるのか?」ここで大きな差が生まれます。
足首を固めること、バックスイングを使わないこと、身体全体でボールを押し出すこと、強いボールを返すこと、上手く出来ているものをジャッジして本人に分かるような感覚、音などに置き換え伝えます。今度は本人がそれを頼りにジャッジします。自分で継続できればドリルトレーニングの質が上がり直ぐに強いシュートが打てるようになります。
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