目次
うさぎとかめの話とは
「うさぎとかめが競争をして大きくリードしていたうさぎが昼寝をしてしまいカメが先にゴールをした」というような話です。
うさぎとかめの話は育成の話?!
この話は子供達の成長を的確に表現した、まさに育成そのものです。私自身も育成について勉強する前はこの話に対して興味を持ちませんでしたが今は違います。このうさぎとかめの話はトリハダものの育成の教えそのものです。
本質の捉え方が重要!
誰でもはじめから全てを理解することは出来ません。りんごが落ちただけで「万有引力の法則」に気付くきっかけを得たニュートンと他の人は「りんごが落ちる」という同じ現象を見ていたはずです。でもニュートンは気付いたのです。重要なことに気付くかどうかは情報を受信するアンテナの「感度」によります。そしてアンテナの感度は学ぶことで誰でも高めることができます。
学ぶために
学ぶために必要なことは学ぶことの必要性を自分自身が知ることにあります。学びを得る最も大きな機会は「ミス」をした時です。失敗をした時に初めてその情報の重要性に気付くことができます。
私もサッカーの指導者としてインストラクターの方から散々教えをもらっています。しかし、不思議なことに聞いているだけでは出来ないのです。頭では理解しているつもりですが本質を捉え切れていないので「出来たつもり」で終わってしまいます。指導実践などで実際にミスをした時、はじめて「これを伝えてくれていたのか!」と気付くことが出来ます。そしてそれを指摘して頂く厳しくも優しい表情、口調は大変勉強になります。毎回インストラクターの方との大きな差を感じて帰ることになります。
チャレンジがなければ始まらない!
「失敗は成功のもと」サッカーでもチャレンジを大切にしていますがミスを恐れてチャレンジの機会がなくなれば学ぶ機会を失い選手は伸びることができなくなります。これは大人も同じことです。またミスをポジティブに受け入れるためには成功体験の積み上げによる自信が不可欠です。
運動能力抜群のうさぎタイプ
うさぎタイプの子達は恐らく2歳くらいからうさぎタイプです。これは生まれつきの要素が大きく変えることが出来ないと思います。この子達は身体を効率よく使うことが出来るある種の能力を持っています。「ニュートラルゼロポジション」全てが最高の効率で動作につながる要は天才です。サッカーのテクニックも対して教えることはなく勝手に上手くなっていきます。当然、筋トレをしなくても普段の動きで効率よく筋肉を刺激しているのでよい筋肉を持っています。歩き始めた時から階段を飛び降りたり、気がついたら逆上がりが出来ている、などそんなタイプの子です。
サッカーではトレセンなどで早くから活躍していると思います。課題は「動」に長けているので「静」が身につかないことです。簡単にいうとドリブル、ドリブルシュート、ショートパスなどは狭い範囲のプレイは上手いが、ミドルキック、ロングキックなど広い範囲のプレイは苦手な傾向があります。
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のんびり屋?のかめタイプ
一方かめタイプは身体を使う効率がとても悪いです。うさぎの子達は骨格(インナーマッスル)を使ってバランスを取っているのに対して、かめの子達は筋肉(アウターマッスル)を使います。当然動き出しは鈍くなります。さらに筋力でカバーしようと筋トレをすれば重くなり動きはさらに鈍くなります。しかし、コーディネーショントレーニングなどを通して骨格(インナーマッスル)を使える秀才レベルまでは持っていくことが出来ます。
サッカーではうさぎタイプの逆、ミドルキック、ロングキックなど広い範囲のプレイは上手いが、ドリブル、ドリブルシュート、ショートパスなど狭い範囲のプレイは苦手な傾向があります。子供のうちはキック力がないので、この得意な部分がいまいち発揮されません。ただしスピードである程度カバーできるうさぎタイプと異なりかめタイプはスピードがない分ポジションを厳密に取る必要があります。そして努力してうさぎタイプに近いスピードをいつか手に入れます。これを積み重ねたら?将来どちらが勝つか明確ですね。
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うさぎとかめは別の生き物!
子供達も別のタイプである以上別の育成が必要になります。うさぎはうさぎの勝ち方、かめはかめの勝ち方があります。かめのスピードが遅い以上うさぎと同じことをやっても良い結果を生むのは難しいと思います。
うさぎとかめの考え方は全く違う!
うさぎは誰よりも早くゴールを目指します。うさぎ同士で競うだけなら「相手より速いスピード」それで勝敗は決ると思います。そしてその競争の勝者は一人です。しかし相手は「かめ」です。かめは別にうさぎとスピード勝負をしているわけではありません。かめは「ゴールを目指して着実に」進んでいます。うさぎは「相手と競っている」が、かめは「ゴールを目指している」この違いが結果として現れます。そしてこの勝負の勝者は「かめ」です。基本的に動作がうさぎであってもかめであっても将来対した差にはならないと思います。サッカーでも各世代の代表選手がそのままA代表になっているわけは無いのです。
考え方を磨く機会は圧倒的に「かめ」が多い!
スポーツの動作ではうさぎが圧倒することになると思います。しかしプレイとは判断と行動です。動作に圧倒的なアドバンテージがあるうさぎタイプはミスをしても動作でカバーできてしまいます。しかし、かめタイプはミスを動作でカバーすることが出来ません。そのため「かめタイプ」はミスを認識し学びに繋げる機会が多く判断を磨く上で大きなアドバンテージがあります。
環境の違い?
うさぎタイプの子は他の子と競うことを歓迎する一方、かめタイプの子供達は他の子と競うことを嫌います。お子様を見て心当たりはありませんか?よく「うちの子は気が弱いから厳しい環境で~」なんていう保護者がいます。子供の気が弱いのは小さなころから小さな成功体験を成功と捕らえずに成長し自分に自信を持てていないからです。厳しい環境は一人の勝者になるために他の子と競争をする場です。成長過程の未熟な子供達がそんなことをすれば他の子が傷つくようなことをしてしまうかもしれません。そのため、競争の環境では、Aチーム、Bチーム、補欠などの問題が必ず生まれます。競争するのであれば身体的な成長が整ってからじゃないとフェアではありません。
ACA12サッカースクールは最強の「かめ」を育てる!
なぜ、かめは勝てたのか?
ACA12サッカースクールでは、将来最強のうさぎタイプとも闘える力を身に付けるために「動作はうさぎ」へ「考え方はかめ」になれるようトレーニングを計画しています。相手と競い合って成長する「うさぎ」と違って「かめ」は着実にゴールを目指す力「努力」を身に付ける必要があります。そしてこの努力は自信に支えられ自信は成長体験が支えています。
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