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サッカー|スローインとは?
サッカーではコートの横にあるライン(タッチライン)から外へボールが出るとスローインという方法でプレーを再開します。ここではスローインのルールとスローインから分かるプレイのヒントをご紹介します。
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スローイン|ルール
スローインは、グラウンドの上もしくは空中でボールの全体がタッチラインを超えたとき、最後にボールに触れた競技者の相手競技者に与えられる。
スローインから直接得点することはできない。
- ボールが相手チームのゴールに入った場合ーゴールキックが与えられる。
- ボールがスローワーのゴールに入った場合ーコーナーキックが与えられる。
競技フィールドのルール|ラインの幅について
スローインのルールには「ボールの全体がタッチラインを超えたとき」とあります。このラインについては「全てのラインの幅は同じで12センチ(5インチ)を超えてはならない。」という競技フィールドのルールがあります。
ボール全体がラインを超えるとは、ボールを上から見た時にボールが12センチあるラインに一切掛からない状態を指します。ボールと地面の接地点がタッチラインの外へ飛び出した状態やボールを上から見たときボールの一部がラインにかかっているような状態はボールがまだコート内にあるインプレーの状態になります。
ルール|スローインの進め方
ボールをいれるとき、スローワーは、次のようにボールを投げなければならない。
- 競技のフィールドに面して立つ。
- 両足ともその一部をタッチライン上またはタッチラインの外のグラウンドにつける。
- ボールが競技のフィールドを出た時点から、両手でボールを頭の後方から頭上を通す。
すべての相手競技者は、スローインが行われる場所のタッチライン上の地点から2m(2ヤード)以上離れなければならない。
ボールは、競技のフィールドに入ったときにインプレーとなる。ボールが競技のフィールドに入る前にグラウンドに触れた場合、同じ地点から同じチームによるスローインが再び行われる。スローインが正しく行われなかった場合、相手チームがスローインを再び行う。
競技者がスローインを正しく行い、不用意でも、無謀でも、または過剰な力を用いることもなく、意図的にボールを相手競技者に向けて投げて、はね返ったボールを自分のものとした場合、主審は、プレーを続けさせる。
スローワーは、他の競技者が触れるまで再びボールに触れてはならない。
スローインの進め方の注意点|ラインから足が出てもファールではない?!
スローインのルールには「両足ともその一部をタッチライン上またはタッチラインの外のグラウンドにつける。」とあります。スローインのとき足の一部がラインの上にあれば、つま先など足の一部はラインからはみ出してもいいことになります。しかし片足がタッチラインの内側にあったりグランドについていない(浮いている)場合はファールになります。
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スローインの進め方|ここに隠れるサッカーのヒント?
進め方には「両手でボールを頭の後方から頭上を通す。」とあります。そのため顔が向いている方向と違う方向にボールを投げた場合ファールになります。これは「頭の後方からではなく頭の横から」になってしまうからです。なぜボールを頭の横から投げてはいけないのでしょうか?ここにサッカーのヒントがありそうです。スローインの反則と罰則の後にまとめます。
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ルール|スローインの反則と罰則
ボールがインプレーになって、他の競技者が触れる前にスローワーがボールに再び触れた場合、間接フリーキックが与えられる。スローワーがハンドの反則を犯した場合、
- 直接フリーキックが与えられる。
- 反則がスローワーのペナルティーエリアの中で起きた場合、ペナルティーキックが与えられる。ただし、スローワーがゴールキーパーだった場合、間接フリーキックが与えられる。
スローワーを不正に惑わせる、または妨げる(スローインが行われる地点から2m(2ヤード)以内に近寄ることを含む)相手競技者は、反スポーツ的行為で警告される。スローインが既に行われた場合、間接フリーキックが与えられる。その他の反則があったならば、相手チームの競技者がスローインを行う。
スローインに隠れるサッカーのヒント!
ルールには「両手でボールを頭の後方から頭上を通す。」とあります。仮に頭の横からボールを投げられたらあなたならどう対応しますか?相手は右を向いているけどボールは左に投げれる、このボールに果たして反応できるでしょうか?これに反応するのはかなり難しいと思います。バスケットボールのパスなどにはこのようなテクニックがあると思いますがサッカーのスローインではファールになっています。これには2つの理由が考えられます。
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スローインとオフサイド
ひとつはサッカーに「オフサイド」というルールがあることです。オフサイドとは「相手陣内で2人以上の相手競技者がいない場所にいる味方へ味方がパスをキックした時点でファール」となるサッカーのルールです。オフサイドのルールは細かく規定されているので、ここではこのようなイメージで捉えていただければ結構です。このオフサイドサイドには除外項目があります。
- ゴールキック
- スローイン
- コーナーキック
この3つは上に書いたルールから外れるため、仮にオフサイドのポジションにいてボールを受けてもファールにはなりません。そのため、頭の後方からではないスローインは守備側に不利なものになります。サッカーは足でボールを扱い得点を競い合うスポーツです。手で投げられたボールをきっかけに多くの得点が生まれてしまうとサッカーというスポーツの形そのものが変わってします恐れがあります。
似たようなものでよく高校サッカーで見かける「ロングスロー」があります。ロングスローからも多くの得点が生まれていて一時議論もありました。しかし、ボールの行き先が予測できるロングスローはコーナーキックやゴールキックとなんら条件は変わらず「競り合いの勝敗」により得点が生まれているためサッカーのプレイといえると思います。
スローインとフィールド
もうひとつは「コートの広さ」です。バスケットボールと違いサッカーには多くのスペースがあります。相手をだまして動きを止めなくても十分ボールを投げ入れることができます。スペースがあるので相手をだます必要が無いのです。それではスペースがなかったら?ということになりますよね?
スローインに潜むマリーシア!
サッカーでもスペースが無い場合があります。相手が密集しているようなケースでは体を味方に向けてキックするようなパスは簡単にインターセプトされてしまいます。コートの狭いバスケットボールでは体や頭の向きとは違う方向へパスを出したりします。そしてサッカーではスローインのルールに「両手でボールを頭の後方から頭上を通す。」という規定があり頭と別の方向にボールを投げることを禁止しています。これは守備者にとって不利に働くからです。
しかし、これはスローインの話です。ここにサッカーを楽しむためのヒントがあります。当然のことながら、ボールがピッチ内にあるとき足を使って体や頭の向きと違う方向へボールをキックすることはファールではありません。手で投げるスローインでは禁じ手にするようなことをピッチ内では足で堂々と行うことが出来ます。右を向きながら右に蹴る、右を向きながら左に蹴る、左を向きながら左に蹴る、左を向きながら右に蹴る、これがパスのスキルであり、かつてスペイン代表やバルセロナがやっていた「チィキタカ」ワンツーとリターンを織り交ぜたパスワークに繋がっていきます。このトレーニングがロンドです。
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スローインをトラップしてよう!
こちらの記事をチェック!サッカーがつまらなくなった?解決法はトラップにある!
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